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Author:Miho Sato
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03月08日(火)

映画「宮城野」-視点がかわるディレクターズカット版-

話が前後しますが、先週の金曜日は映画「宮城野」のディレクターズカット版の上映会に行きました。これは、山種美術館で開催中の、ボストン美術館浮世絵名品展に絡めたプロモーション企画。というのも、本展の展示作品の中に写楽の「中山富三郎の宮城野」という作品があり、これが映画「宮城野」に登場する重要なモチーフになっているのです。「宮城野」は主人公の女郎の名でもあります。今日のイベントの副題に、"Miyagino meets Miyagino"とありました。ちなみに中山富三郎というのは歌舞伎役者の名前です。

以前のブログ記事「映画『宮城野』を鑑賞@浅草」の時に見たのはスタンダード版でDVDになっているもの。ディレクターズカット版のほうが、上映時間が長く、結末も異なります。今回は、上映の前に山達璽監督のトークショーがありました。

この映画の主演、片岡愛之助は、海老蔵の代役で注目度が高まったためか、先ごろ隠し子も発覚してワイドショーネタになっていたようです。独身ですから別にいいと思いますが。てな話は置いといて、トークショーでの監督の撮影裏話の中では、監督自ら直筆10枚の手紙を愛之助に送って出演要請をしたそうです。写楽の描いた役者絵がモチーフになっていることから、歌舞伎役者に写楽のニセ絵師の役をやってほしかったとのこと。また、女郎屋の女主人を演じる樹木希林は、撮影所に毎度沢山の差し入れを持ってきてくれた由。キムチをカレーに入れると美味しいと言って、お弁当がカレーの日にキムチを差し入れてくれたとか。

同じ映画でも、編集や構成によってこうも違って見えるのだということに、まず驚き。同じカットでも挿入する箇所を変えることで違う意味が生まれるのが面白いですね。ディレクターズカットのほうが長いぶん、ストーリーの展開がわかり易かった気がします。歌舞伎のツケ打ちの箇所もスタンダード版より多くて、クライマックスの「決め」をピリッとさせていました。撮影は全てセットだったそうですが、女郎屋や写楽の家の設えの細かいところも監督の美意識が貫かれており、ストーリーへの感情移入よりも、映像美や凝ったディテールの面白さに惹かれました。

歌舞伎的演出の基本をキッチリ押えながら、適度なスピード感があって陰影の深い映像。山監督は次回作で時代劇を監督するのかわかりませんが、次にどんなものを生み出してくれるのか、楽しみです。エンドロールでドライブ感のあるテーマ音楽を聴きながら、監督の今後に注目していこうと思ったのでした。
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