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Miho Sato

Author:Miho Sato
「舟遊び みづは」運営主体の、株式会社フローティングライフ代表取締役。
江戸の人が遺してくれた東京の水辺は貴重な財産。数名で貸し切れて、江戸工芸に触れて楽しみながら、ゆったりと江戸の粋や情緒、名橋の数々を満喫できる舟遊びを提供します。
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06月04日(火)

平面が立体になるワクワク感

さてさて、アワアワしてないでブログも書きますよっ。

ということで、先月の造船所訪問のことを。造船所の専務さんとは、1月から定期的にお会いして艤装品の選定や内装の相談、細かい寸法の詰めなどを行ってきました。伊豆ということもあって、しょっちょうは行けないし、折々に写真を送ってくれるし、誠実な会社なので安心してお任せしていました。型抜きして、みづはの船体が現れる時に一度見て下さい、と申し出があり、見に行ってきたのです。

到着して、挨拶もそこそこに、すぐ工場へ。
おおっ!みづはちゃんが立体になってるじゃないですかっ!テンション一気に急上昇。アニメキャラのフィギュアに萌えるおにーちゃん達の気持ちが少しわかったような、わからないような(笑)。
写真だと少し暗いですが、色は濃茶。チョコレートぐらいでしょうか。


船室内部。この日は窓の取付をしていました。思ったよりも天井高さがあります。床を貼り、天井の造作をすると結構クリアランスが下がるので、今このくらい余裕があれば大丈夫そうですね。


こちらは船の前部を2階から撮ったところ。前部デッキも丁寧に作ってくれています。


2階には、沢山の直線、曲線、数字が書かれた大きなベニヤ板が。これはボディプランというそうで、設計図から型を起こす前にまず作る線図。これがきちんと出来ていないと、船のラインがキレイに出来ないのだそうです。
 

ボートデザイナーのN先生が設計してくれた平面の図面が、今こうして造船所の手を経て三次元の構造体となって眼前に現れたことに何だか感動してしまいました。文字通り形になっているんだなぁ、思いを実現するための相棒がやっと生まれてきてくれたんだなぁ、と親のような心境です。

この船はFRPで出来ています。プラスチックの液体樹脂をガラス繊維に染み込ませ、積層して強度を出します。ガラス繊維はこんな風にロール状になっていました。


グラスファイバーとか、よく聞く言葉ですが、実物を見たのは初めて。これがみづはの筋肉なんですね。工場の中は、積層したFRP表面を磨いた粉が舞っていて手でさわると微妙にチクチクします。

造船所の外はすぐに海岸。この船が乗っているところに、あともう少しでみづはが乗って、海に進水するんですよね~。こんなのどかで、美しい海がみづはの産湯になる、というのがまた嬉しくて。


今回からは、フォトグラファーのHさんに同行してもらい、みづはや造船所、そこで働く皆さんの写真などを撮って貰っています。ホームページは彼女の写真で構成する予定です。ブログに載せているこの写真は私が撮ったものですが、プロが撮るとアングルや焦点が全然違いますね~。さすが。

見学の興奮冷めやらぬまま、打合せに入り、建具屋さんにも来てもらって船内の収納戸棚やカウンターなどの材質や色を決めたり、ロープをかけるクリートやビットの位置や大きさなどを決めて来ました。こういう工程は、家を建てるのとかなり似通った部分です。現在の家を建てる時、靴のヒールの高さを測って、靴箱の棚板の細かい寸法などを決めたのを思い出します。

やっと打合せも終わり、夜は地魚料理のお店で、造船所の社長さんと専務さんとお食事。
地魚の刺身盛り合わせがスゴイです。かさご、金目鯛、かつお、鯵、いか等々。きびなごの干したのをさっと焼いたのも美味しかったです。魚好きの私達には最高でした。


社長さんから「最初女の人の名前でメールが来て、はぁ~珍しいなあ、と思ったんですよ。で、返事してすぐにご主人と2人で来たでしょう?あぁ、どうも本気なんだなあ、と思いました。」と言われました。
そりゃ、そうですよね。船業界は男社会だし、施主がおばちゃん、てあまり無いかも。こちらからも、「引き受けてくださって、ありがとうございます。」とお礼を申し上げました。

西伊豆の造船所は今はここしか残っていないそうです。「バブルの頃に広げた他社が何億も売上があるのを見て羨ましかったですよ、そりゃ。でも、どんどん残業させて突貫工事して、っていうのもねぇ。うちはとにかく広げないで手の内に入る仕事をやってきて、結局他はみんな潰れましたねぇ。」と穏やかな口調で社長さんが話してくれたことが、とても響きました。

サステナブルであるためにどういう道を選択するか?は業種や需要、景気の状況によって変わってきます。新規事業にチャレンジしたり、規模を拡大することにスポットライトが当たりがちですが、規模を広げずに自分の強みを磨き上げ、信念を通す道が正しい場合もあるんですね。そしてその選択の正しさは、将来をどう読んだか、自分のおかれた位置をどう見極めたかによって証明されることが、社長さんの言葉の端々から伝わってきました。

さて、翌日は午前中に再び色々な確認事項を詰めて、帰路につきました。
良く晴れて最高のクルーズ日和。ということで、遊覧船好きな私は速攻で堂ヶ島クルーズへ。
堂ヶ島のクルーズは切り立った海岸の岩と島々の景観を楽しみ、岩に開いた洞窟に船で入れます。
この船も、お世話になっている造船所で建造したもの。


日本三景の松島ほどではないけれど、波に洗われて面白い形になった島々が姿を見せます。
 

そしてメインイベント、洞窟へ進入。この洞窟、上に穴が開いている箇所があり、そこから差し込む太陽の光で、水がエメラルド色になり、とてもキレイでした。日本のカプリ???


しかしこの洞窟、広いとはいっても船の航行には神経を使うと思います。潮の干満もあるし、水がキレイで下の岩が丸見えで、見えるほうが安全だけどそのぶん視覚的プレッシャーもありますよね。

というわけで充実の2日間、宿題は沢山もらいましたが、現在鋭意処理中でございます。
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