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12月19日(水)

寄席で聞き流してたけど、出囃子の芸ってスゴイんだ!

私達が習っている木遣り「継声会」の事務局であり、尺八職人でもある松本さんより、奥様の優子さんが、東京大神宮の十七日寄席に出演されるとのご案内を頂き、行って来ました。東京大神宮は飯田橋にある伊勢神宮の遥拝社(東京支部みたいなもの?)。松本優子さんは、寄席で落語家の登場の時に鳴る寄席囃子(出囃子)の三味線を弾いている方で、落語芸術協会所属の方。ちなみに落語芸術協会の会長は桂歌丸師匠です。

寄席囃子というのは、寄席などで落語家が舞台に出るところから始まり、座布団に座ってお辞儀をして顔を上げたところで終わる短い曲。あれは録音ではなく、全部ライブミュージックなんですね。落語家ひとりひとり全部違う曲で、いわば落語家のテーマソングのようなものだそうです。落語芸術協会だけで200名位の落語家がいるそうですから、全部弾けるというのはスゴイですよね。引き出しが多くないと出来ませんね。

まずは、前座さんの瀧川鯉○(こいまる)さんと一緒に太鼓から。二番太鼓だったようです。
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優子さんが舞台に上がり、三遊亭可楽師匠の出囃子「勧進帳」や歌丸師匠の「大漁節」などを弾きながら、寄席囃子の説明をしてくれます。大抵は長唄のさわりの部分などから引用していて、歌舞伎などで聞いたことのある節もありますが、もっと軽やかで賑やかなアレンジにするそうです。
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三味線の種類やバチの大きさのお話もあり、寄席囃子では、長唄と同じく細棹の三味線を使う由。義太夫(文楽)で使う太棹の三味線との音の違いを、桂文楽師匠の出囃子「野崎」で弾き比べてくれて、その音色や響きの違いがよくわかりました。
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先日の江戸文字と同じ概念で、音曲のアレンジの際に「手を多くする」即ち音数を増やすことで、音と音の間を埋めて、客席が埋まるよう縁起をかつぐのだそうです。あんまり関係ないけど、なぜかコルトレーンのシーツ・オブ・サウンドを思い出しました。

優子さんの音楽修業(?)のお話は大爆笑の連続。先生になって、自分の作曲するオペレッタを生徒にやらせて発表してみたい、という野望で「芸大よりも学があり、東大より芸がある」学芸大に入ったそうです。留学先のウィーン国立音楽大のミュージカル科の入学試験の話や、卒業後に受けたオーディションの話、そしていきなり何故か三味線の世界へ、というところへ。ユーモアはたっぷりなのですが、本当に音楽が好きで、稽古が好きで、真摯に音楽の仕事に向き合っていらっしゃることがすごく伝わってきました。

後半は、雷門花助師匠の「七度狐」。狐に化かされるお話で、鳴り物(三味線と太鼓)入りの噺を聞かせてもらいました。かっぽれの踊りも見せてもらいました。身長180センチ以上の師匠が、壇上で頭がつっかえそうになりながら片足で踊るかっぽれは、カッコよかったです。

狐を題材とした落語に対して、最後は浮世節の「たぬき」。立花橘之助(女性)という明治~大正期の名手が残したもので、寄席では太神楽や水芸によく使われるそうです。よく通る声で、歌もいれながら様々に音階やリズムが変わっていく大曲をじっくりと聞かせてもらいました。テクニックはもちろんスゴイのだと思いますが何より、聴衆に訴えかける力と、グルーブが素晴らしく、心が高鳴りました。

寄席囃子の演者は普段は舞台に出ることはなく、舞台の袖で落語家の様子を見ながら弾いているので、今回は目の前で弾いてもらえて、本当に貴重な機会でした。話芸もお囃子芸も素晴らしい優子さん。いつかご主人の松本さんとの競演を聴いてみたいものです。
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