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Miho Sato

Author:Miho Sato
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11月16日(金)

お台場はなぜ「お」台場なのか?

お台場、と聞いて皆さんが想像するものはなんでしょう?
フジテレビ?ダイバーシティ?レインボーブリッジ?自由の女神?それともパレットタウンの観覧車かな?そもそもなぜ「お」台場なのでしょう?
レインボー2

先日、「最幕末期の江戸湾防備-品川お台場と越中島お台場」という江東区文化財講演会に行ってきました。船で隅田川を下り、レインボーブリッジをくぐると見えてくる石垣で囲まれた小島、お台場。その歴史を詳しく知る機会がなかなか無かったので、興味を惹かれました。今回は江東区の講演会ということで主役は越中島お台場だったのですが。
レインボー1

講師は品川区立品川歴史館の学芸員、冨川武史さん。当時の史料をあたりながら、お台場が作られた背景を聞きました。台場というのは砲台という意味。幕府によってつくられた御砲台ということで「お」台場と言われるようになった由。品川お台場は1853年のペリー来航を契機にその年から建設が開始されました。海上には11個のお台場が計画されたそうですが、完成したのは5個。第一~第三、第五、第六台場です。

第一と第五は今の品川埠頭の中に埋もれています。第二は撤去、第四は埋立地の一部になり、今の天王洲アイルになっています。レインボーブリッジのところに残っているのが第三、第六台場なんですね。第三台場は、公園になっていますが、昭和3年から公園として整備・開放されていたのだそうです。第六台場は立ち入り禁止の無人島なので、野鳥の楽園です。

現在、お台場と呼ばれるショッピング・レジャー施設やホテルのある場所は、正確には13号埋立地という名前。品川台場が残っていることから、ここをお台場と言っているわけですね。

さて、この日の主役の越中島お台場。場所は隅田川の支流にかかる相生橋の近く。この地図で四角い小さな港のようなものが見えますが、これは東京海洋大学の船を係留しているところ。この付近にあったと推定されるとのこと。

大きな地図で見る

越中島台場の建設は、ペリー来航から9年後、攘夷の風潮が高まる最中に起こった1862年の生麦事件が背景にあります。同じ年に、品川の英国公使館を長州藩が焼き討ちしたこともあり、対英関係が悪化し、海防策を強化する必要から、1863年から石の切り出しが伊豆で始まり、2年後に竣工したそうです。同時に、現在の浜御殿(今の浜離宮)、明石町(聖路加病院の近く)、佃島にも台場が完成した由。

とはいえ、この頃は既に幕府も終焉の時を迎えつつある時期。結局一度も実戦で使われることなく、明治新政府に各台場は接収されて終わりました。講師の方の論によれば、使用はされなかったが、1864年頃から、英国の日本侵略計画は進んでいたので、台場建設による日本の防衛の意志を示したことは、英国海軍に対する抑止力にはなっていた、とのことです。

今までよく見たことのなかった第三・第六台場。確かに台場の石積みをよく見ると、江戸城の石垣と同じように、きっちりと打ち込んであります。しかも海中工事ですから、船を使って、相当大掛かりに行ったと思われます。ついついレインボーブリッジに気を取られて、すぐそこにある幕末の遺産に注意を払うことがありませんでしたが、江戸の名残をそのままに伝える貴重なものだったんですね。作られた背景や他の台場がどうなったのかを知ったら、じっくり見たくなって来ました。第三台場の公園はいつも素通りでしたが、今度ゆっくり訪れてみることと致しましょう。
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