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Miho Sato

Author:Miho Sato
「舟遊び みづは」運営主体の、株式会社フローティングライフ代表取締役。
江戸の人が遺してくれた東京の水辺は貴重な財産。数名で貸し切れて、江戸工芸に触れて楽しみながら、ゆったりと江戸の粋や情緒、名橋の数々を満喫できる舟遊びを提供します。
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04月24日(火)

航海安全祈願で再発見した、小さな神社の面白さ

今週末からのゴールデンウィーク、東京湾クルージングでは、オープンエアの船を2隻体制にして、日本橋クルーズをやります。お花見クルーズでも少しトライアルをしましたが、いよいよ本格化するので、とーちゃんと安全祈願に行ってきました。

築地の波除稲荷と水神社、虎ノ門の金比羅宮、蛎殻町の水天宮、そして墨田区白髭地区の隅田川神社に行きました。水上気象の安定、航海安全、水難除け、などのご利益で有名なところです。お参りするだけでなく、普段はあまりじっくり見ない由来や境内の石碑などをゆっくり見たら、江戸の名残も感じられ、面白かったです。

まずは築地市場に隣接する波除稲荷。1658年頃に創建された由。
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築地の埋め立て工事の際、波が激しく工事が進まなかったところ、海中に稲荷明神の像が漂っていて、それを祀ったら波がおさまった、という縁起。小さな社ですが、お参りの人が絶えません。境内には、玉子塚、鮟鱇塚、活魚塚、海老塚など、築地市場で扱う品々を弔う塚が幾つもありました。

ここから築地市場内に入ってすぐのところにある水神社。小さなお社ですが、創建は1590年と、波除稲荷より古いのです。元は、日本橋の魚河岸にあったものが、明治34年に神田明神に本殿が造られたそうで、関東大震災後、築地に魚河岸が移転した際に、遥拝所として今の場所に建立した由。築地市場の守護神ですね。豊洲に移るときには、一緒に行くのでしょうね。
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場内で久しぶりにお昼。大行列の店はパスして、数人の行列のお店に。今回は鳥藤で親子丼。仲卸の友達の顔を一瞬のぞいて、虎ノ門の金比羅宮へ。

香川の琴平町の金比羅宮へは、2009年に金比羅歌舞伎を見に行った際にお参りしました。そこの絵馬殿には、沢山の船の絵や写真が祀られていて、運輸関係者の方がお祓いをしてもらっているのも見ました。その際、東京に金比羅宮があると知ったのですが、今回初めて参拝。琴平タワーという高層オフィスビルに隣接した社殿。神社の敷地を売ったか貸したかして、このタワーが建ったのでしょうね。東京にはもう一つ、本郷に金比羅宮があるそうで、そちらのほうが正式な分社だと、ブログの読者の方が教えてくださいました(ご教示ありがとうございます!)。

胴葺き屋根に木造のお社は、コンクリートの中のオアシス、という感じ。
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しかも、このお百度参りのお百度石や、鳥居は江戸時代のものが残っています。この銅製の鳥居は1822年のもので、方位を象徴する四聖獣、青龍・玄武・白虎・朱雀が付いていて、カッコイイです。
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1660年創建だそうで、1679年に讃岐丸亀藩主の京極高和が江戸屋敷を愛宕下に移した際、虎ノ門に遷座したとのこと。タワーの一角がお札売り場になっていたり、境内には、オフィスタワーの人の為の青空喫煙スペースまであり、神社とタワーの親和性が機能面でも見受けられました。

次は水天宮へ。水天宮といえば、安産祈願が一番有名ですが、水難除けのご利益もあります。一番船を出す事が多
い日本橋に近いところにお参りしておきたい、というのもあり。
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今の社殿は新しいですが、水天宮は1818年創建で、当時は港区赤羽の有馬藩邸内にあったのだそうです。藩主が故郷九州久留米の水天宮を分霊したとのこと。明治になってから、今の日本橋蛎殻町に移った由。昔の漁師町羽田町や、錨の描かれた奉納額などがあるところを見ると、やはり船や水の関係?
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ちょっとひと休みに、東京湾クルージングのツイッターをフォローしてくださっている、老舗甘味処「つくし」さんへ。人形町風鈴(プリン)が有名です。このプリンが乗ったあんみつ。濃厚な味わいのプリンが黒蜜に合って美味しかった~。写真を撮るのも忘れて食べてしまいました。

最後は隅田川神社です。最寄り駅は東武線の鐘ヶ淵駅。隅田川へ向かって歩いて行き、白髭団地を抜けたところにありました。参道入口には「船霊社 水神社」とあります。
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これまでの3箇所に比べ、訪れる人もなく、ひっそりとたたずんでいます。
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社殿を見上げると、ランタンの底に「水」の文字。
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狛犬の替わりに、玄武がいます。
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奉納額には、隅田の文字が沢山見えます。外枠が波に亀、水神様らしいですね。
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鳥居の向こうは隅田川。昔はこれが川から見えたのでしょうね。「震災倒壊再築」の文字が彫ってありました。
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江戸時代、川岸にあったこの神社は、道路建設のために100メートルほど移されて今の場所になったそうです。すぐ上は高速の高架だし、ちょっと可哀想。また、ここには鎮守の森があったそうで、震災や戦争の際も焼失を免れたのに、その後の開発で森の面影は全くありませんでした。残念ですね~。

それでも、往時を偲ばせる古色を帯びた碑や、錨塚(?)があったり、微かな名残を感じます。
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航海安全や水の神様は、佃や深川、亀戸や品川などまだまだあります。それだけ水運や漁業が盛んで、運河が張り巡らされていたんですよね。今日回ったのは小規模なところばかりですが、江戸初期に溯る由来があったり、境内にある色んなものが江戸から昭和初期の名残を見せてくれました。神社って奥が深い!新興宗教とは訳が違います。パンパン!と拍手してお参りするだけではもったいないですね。
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Re: No Title

モリスケ様

> さて私の理解では、金刀比羅宮の東京分社は本郷の方かと。
正式な分社は本郷なんですね。教えて頂いてありがとうございます。
ブログも訂正しておきます。
本郷は松平さんの高松藩のほうなんですね。虎ノ門は讃岐丸亀藩でした。

> また築地までいらしたら、ぜひ次回は佃の住吉へも足を伸ばしてみて下さい。
本郷も佃も行かなくちゃ、ですね。
勉強になりました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

No Title

いつも楽しく拝読してます。
さて私の理解では、金刀比羅宮の東京分社は本郷の方かと。
また築地までいらしたら、ぜひ次回は佃の住吉へも足を伸ばしてみて下さい。
こちらも趣きがありますよ!
ご安航をお祈りしております。

 
 
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