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Miho Sato

Author:Miho Sato
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江戸の人が遺してくれた東京の水辺は貴重な財産。数名で貸し切れて、江戸工芸に触れて楽しみながら、ゆったりと江戸の粋や情緒、名橋の数々を満喫できる舟遊びを提供します。
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12月15日(木)

立場変われば、いい奴じゃないの吉良上野介

昨日12月14日は四十七士の討ち入りの日(当時は旧暦ですから、正確には時期が違いますが)。私は、忠臣蔵が好きで、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」はもちろん、映画やテレビになったりするとつい見てしまいます。

私が忠臣蔵を好きな理由は、2つあります。そしてその2つとも、今に置き換えられる普遍性があると思ってます。
1つは、脚色はかなりあるのでしょうが、大石内蔵助の人間としての器の大きさが好き。掴みどころがないとか、ちゃらちゃら遊んでいるように見せておきながら、お家再興がダメなら仇討ち、とプロセスをきちんと踏んで、仇討ちを公儀も納得するものに仕立てた手腕。そしていきり立ったり、不安がる部下達をコントロールし、集団をまとめ上げる力も。

2つ目は、電話もメールもない時代、書状や対面でのやり取りだけで、地方から江戸に出てきた47人の人間が町人などに身をやつして情報を集め、緻密な計画で、2年足らずでプロジェクトを遂行してしまうところ。突然のお家断絶、城の明け渡し、離散という悲劇に見舞われた藩士。上司である大石内蔵助がどうするつもりか、なかなかはっきりしない状況で、様々な苦悩があったと思われますが、それを乗り越えて本懐を遂げた姿に「うん、ホントに良かったねぇ(うるうる)」という気持ちが湧くのです。

さて、その忠臣蔵のもう一人の主人公とも言える、敵役の吉良上野介の側から見た忠臣蔵「吉良きらきら」というお芝居に、昨日行って来ました。知人のMさんが、このお芝居の演出に関わっていて、ご案内を頂いたのです。吉良上野介は、悪役に描かれることが殆どですが、実は妻や領民を大事にする名君であったということや、事件は浅野内匠頭の真面目でひたむきすぎる面も災いした、ということにフォーカスした内容。冥界で、上野介と内匠頭が語り合う場面も。

実は、20年ほど前に吉良町(現在は、市町村合併で西尾市)を訪ねた時も、地元の人が「吉良さんは、本当に良い殿様で、民に慕われとったんですよ」と教えてもらったことがあります。確かに、領民の願いを入れて黄金堤という土手を短時間で作って、治水をしたという事実もあります。

お芝居では、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」が出来て、庶民の間にこの話が拡散し、その中で吉良上野介が一方的に悪者として描かれているために、吉良の人々が肩身の狭い思いをする、ということにも触れていました。本当は事実と異なるのに、芝居の内容の方が事実として独り歩きしたわけで、これは今もメディアが繰り返していることです。

歌舞伎としての「仮名手本忠臣蔵」はとても完成度の高い演劇で、遠い過去のお話として現代の人が見るにはいいけれど、今と違って事実がすぐにネット上に流れてくることもない江戸の昔、ニュース映画的役割を担っていた芝居が描いた情報を疑う人は少なかったでしょう。

当たり前のように語り継がれてきた話を別の視点で見せてもらって、面白かっただけでなく、片側だけに立って物を見ていたら、人生つまらなくなっちゃうなぁ、気をつけよう!という気づきも頂きました。
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