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Miho Sato

Author:Miho Sato
「舟遊び みづは」運営主体の、株式会社フローティングライフ代表取締役。
江戸の人が遺してくれた東京の水辺は貴重な財産。数名で貸し切れて、江戸工芸に触れて楽しみながら、ゆったりと江戸の粋や情緒、名橋の数々を満喫できる舟遊びを提供します。
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11月29日(火)

フローティングバーで揺れながら水辺空間シンポジウム(その2)

ちょっと更新が空いてしまいました。PCの調子が悪く、且つスマートフォンからの更新は老眼にはつらく。。。

さて、「東京の水辺空間シンポジウム」、今度は今日の会場であるウォーターラインを作った天王洲の運河ルネサンス協議会、小泉さんのお話。小泉さんは、TYハーバーブルワリーの親会社である寺田倉庫にお勤めだったようです。

20年以上前から、運河での船上レストランや桟橋敷設などを行政に掛け合ったそうですが、当時の運河は物流のための用途のみ、と言われ、ずっと門前払いだったそうです。2004年に東京都が「水の都東京」を復活させて観光資源とする計画を発表し、天王洲・品川浦にに第一号の運河ルネサンス協議会が翌年発足、同時に天王洲の水上レストラン計画が事業承認されたとのこと。

ウォーターライン、椅子は会議用に並んでいますが、後方にはカウンターがあり、フローリングの床。船を横が通ると引き波で揺れます。
sympo8.jpg

この地区が豊洲と違うのは、運河ルネサンス以前の開発段階から、区の金銭的援助は一切なく、この地の地権者であった倉庫会社、海運会社、商社などの大企業の資金によって、ボードウォークの整備や、人道橋「天王洲ふれあい橋」の建設・管理、モノレールの天王洲アイル駅の誘致と駅の建設など殆どの開発を賄ってきたということ。橋には7億円、駅には50億円という大きな資金を投じてきたそうです。たまたま資金力のある企業が集積していて、商業地域兼居住域への土地開発への動機が強かったこともあるのでしょうが、他の運河地区から見るとその豊富な資金投下は羨ましいかもしれません。

ウォーターラインから見えるふれあい橋。こういう橋って公共土木建築なんだと思ってました。
sympo7.jpg

さて、そんな中でのウォーターラインの建設、シカゴ郊外にある、ミース・ファン・デル・ローエ設計のファンズワース邸をイメージしているそうです。私もシカゴ郊外に住んでいる時に行きましたが、確かにちょっと似てます。水上の建物でありながら船としても扱われ、建築基準法や消防法だけでなく、船舶安全法の対象ともなり、様々な法的要件をクリアするために大変な苦労があったようです。また水域占用料は都議会の承認まで必要だったとか(苦笑)。

パイオニアとして、これらの難関を突破し開業にこぎつけたことは、本当にすごいことです。こうした前例があることで、次に続く団体もやりやすくなります。しかし、監督官庁間の連携は相変わらず進んでおらず、あちこち役所の機構間を右往左往する状況は変わっていません。これで規制緩和した、と言われてもねぇ。。。

この次の講演は「水の都ひろしま」のオープンカフェの事例発表。
広島市の6つの河川で、「水の都ひろしま」構想のもと、水辺のオープンカフェによる賑わいづくりを行っているお話。市が主体となって社会実験から始め、2002年に国の「都市再生プロジェクト」に選定されてから加速したそうです。

出店者は事業協賛金を月々払って、決められた河川緑地のエリアに最長6年出店できるそうです。当初は川辺の屋台的な店舗を想定していたそうですが、事業採算が取れないので中で飲食できるスペースを許可して拡張し、サラダバーや、牡蠣料理のお店など、8店舗が現在営業中とのこと。店舗工事は出店者負担、水辺側へフットパスや夜間照明、ウッドデッキなどの整備は市が負担する由。

この取組みによって、通行量が増加し、年間の来店者は8店で15万人程度になったそうです。原爆ドームや宮島という世界遺産があり、世界中から観光客が訪れるこの場所。市外からの利用者も3割だとか。

そして私がすごく羨ましいと思ったのが雁木タクシー。雁木(がんぎ)は、生活物資の運搬船などの船着場として利用されていた、斜めの護岸に造られた水辺に降りられる階段です。広島の河川の干満の差は東京の倍以上でなんと4~5.6メートル!そのため、潮位に対応できる雁木が発達したそうです。今でも市内の6本の川には約300の雁木があって、それを利用したタクシーがあるのです。

タクシーで利用できる雁木は50程度のようですが、その中で自由に乗降できるのはいいですね。タクシーになるには許認可がいるのでしょうが、東京だったら管理者がいないとダメとかなんとかで、50箇所もの船着場を水上タクシー用に使わせるというのは夢のように思えます。そもそも50箇所なんてないし。昔から残ってきた水辺の資産をうまく活用しているなぁ、と感心。料金は初乗り一人500円で、走っているタクシーを止めたり、電話で呼んだりと、陸上のタクシーと同じです。潮位によって乗降できなくなる雁木もあるので、検索システムまであって面白いですね。

あー、広島行きたくなって来ました。水辺のカフェと雁木タクシー。近々行けるかどうかは??ですが、いつか必ず体験してみようと思います。

おまけ。帰りの船から見たレインボーブリッジ。ライトアップ再開しています。
sympo9.jpg
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