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11月10日(木)

初めて寝なかった能公演、若き能楽師のおかげです

船関係のイベントが続いて、ちょっと前のことになってしまいましたが、江戸美学研究会主催の能楽セミナーの一環で、今回講師を務めてくださった、武田宗典さんが所属する七拾七年会の能公演に先月行きました。またその後に行われた武田さんとの懇親会でも面白いお話を伺えたので、そのことも少し書きます。
能楽セミナーについては、二度にわたって書いているので、参考までにリンクはコチラです。
何も知らなかった、ということを知るのも大事、能楽セミナー (10/02)
すり足って難しい~、謡って気持ちいい~@能楽セミナー (08/29)

七拾七年会は、1977年生まれの若手能楽師、狂言師がメンバーで、30歳になった年に旗揚げ公演を行い、能を知らない人でも楽しめたり、愛好者を増やすことを目標に公演や体験講座を行っているそうです。
(今回の公演のチラシより、左の一番上が武田さんです)
77.jpg

当日の公演では、謡や鼓の掛け声などを教えていただいて実際に皆で声を出したり、能の演目「竹生島」の前にお話の解説がついたりと、初心者も楽しみながら能に親しめるプログラム構成。仕舞が二つ、狂言「萩大名」のあとに、いよいよ武田さんが演じる能「竹生島」

竹生島は、琵琶湖の北にある島。私は行ったことはありませんが、琵琶湖の岸から眺めたことはあります。昔から聖なる場所であったそうです。当時の天皇の臣下が、竹生島に参詣するに際し、老いた漁師と若い女の船に乗せてもらい、竹生島の弁財天に導かれます。一旦消えた老人と女、実は湖の主の龍神、女は弁財天で、社殿から後に出てきて舞を舞い、龍神は臣下に金銀珠玉を与えて湖水の中の竜宮へ帰る、というストーリー。

老人と女が一旦消えるのは舞台上の社殿、その狭い空間(トイレの個室ぐらい)で、衣装を替え、支度をするのは大変です。歌舞伎と違って、黒子ではなく、後見という役割の方が介添えをするのですが、それをするのは能楽師、しかもベテランの方が務めるそうです。今回は武田さんのお父様でした。

事前の解説もあったし、セミナーの時に地謡の内容も教えてもらっていたので、結構聞き取ることができ、初めて寝ないで鑑賞できました。しかも、変身後の弁財天の舞いはたおやかで、龍神の舞いは前回のセミナーで同じものを踊ってくださっていたのですが、装束や面をつけるとまた全然違って見えました。凛々しく、威厳があり、心臓の鼓動が早くなるような、軽い興奮。

翌週の懇親会。舞台では肉布団をつけて恰幅よく見えましたが、洋服で現れた武田さんは細くて足が長い!お育ちのよさそうな、現代の青年です。せっかくの機会なので、武田さんに色々質問。お酒を飲みながらということもあり、素人のちょっと不躾な質問にもフツーにユーモアを交えて答えてくださいました。

「能楽師になりたくない、と思ったことは?」
「ありますよ。芝居、特にミュージカルをやりたかったんです。でも、能もミュージカルじゃない?と気づいて。」

「この能舞台でやりたい!というところはありますか?」
「日本国内よりも、全然能の約束事のない舞台、たとえばギリシャの円形劇場みたいな遺跡でやってみたいです。そういうところで、どんな演出でやれるかを考えるのも、面白いと思います。」

「海外公演て、ものすごくお金がかかりそうですね。」
「いや、歌舞伎の10分の1で済みますよ。能は、能楽師がスタッフも兼ねるので、歌舞伎の大道具さんや黒子さんとか、いらないんです。大きな舞台転換がないし、自分達で道具も衣装も全部準備しますから。衣装も数日間の公演なら、トランク2つあれば入るし。人も設備もコンパクトなので、意外と能の公演を呼ぶのはお得です。」
などなど。

武田さんは、来年の2月に「武田宗典道成寺の会」という初めての自主公演で、若手能楽師の登竜門である「道成寺」に挑まれるそうです。渾身の舞台を拝見しに、私も行こうと思っています。
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