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Author:Miho Sato
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08月29日(月)

すり足って難しい~、謡って気持ちいい~@能楽セミナー

夏はやっぱり船のシーズンということで、このところ川や船の話題が多かったですが、久しぶりに伝統芸能ネタを。先日能楽セミナー第一回に行ってきました。中野坂上の駅から7,8分歩いたところに突然表れる「武田修能館」。足袋に履き替えて入った部屋にはいきなり能舞台が。

ここは観世流のシテ方でセミナーの講師を務めてくださる、武田宗典さんのお稽古場です。舞台正面には能舞台お約束の鏡松。春日大社の影向(ようごう)の松を写しているのだそうです。舞台の大きさは、三間四方といい、約5.4メートル四方。

さて、セミナー開始なのに講師がいない?と思いましたら、奥から自ら謡いながらしずしずと舞台に出て来て、ひとさし舞って下さいました。その声の通りの良さと迫力に身体が押されるような感じ。でもトークが始まると、優しげでお育ちの良さそうな武田さんです。

能は元々は特権階級のための芸能であり、能楽師達は大名に抱えられていましたが、庶民も見られる勧進能の開催などによって次第に身近になり、江戸庶民が謡いの稽古をすることが教養の一つであったそうです。私の能の初体験は、高校生の時、学校で見に行った「忠度」。授業で事前に勉強していったものの、場面が変わったんだかどうなんだか、声も朗々としているけど、踊りは静かだし、幽玄の世界を理解するというより、自分が幽玄の世界に入って、スヤスヤしてしまったことを覚えている程度。その後も数回鑑賞する機会がありましたが、狂言に比べてとっつきにくく、敷居が高いままでした。

今回は、能楽の基礎や鑑賞のポイントを教えていただけるということで参加。早速能舞台に上がってお扇子を借り、すり足の練習です。流れるような美しいすり足は、ムーンウォークの前進版みたいな感じですが、実際にやってみると、力んでしまって、うまく前に進めません。また足元を見ず、正面を見据えて左右の足をぴたっと揃えて止まることの難しさはやってみて初めてわかりました。自分の足の指の関節をかなり意識しましたね。

そして、サシ込開(さしこみひらき)という型を教えてもらいます。すり足で進みながら、扇を持った右手を自分の目の前に上げ、今度はすり足でバックしながら両腕を開くというもの。足に神経が行ってしまうので、どうもぎこちないですが、遠くに視線をやりながら扇を構えるとちょっとピシッとします。その後、能の構えでのちゃんばら体験もあり、身体を動かしたところで、今度は謡。

結婚式でよく謡われる「高砂や、この浦舟に帆をあげて」で有名な「高砂」の中から、「四海波」(しかいなみ)という部分を教えてもらいます。この部分は高砂というおめでたい曲の中でも最もおめでたいところだそうで、能楽師の結婚式や年始の祝いなどで必ず謡われるそうです。

武田さんの節に合わせて謡っていきますが、音符があるわけではなく、音の上下を聴きながら必死にテキストに書き込み、自分たちで再現していきます。音の上下が少ないところは大きい声を出せるけれど、ちょっと自信のない部分は、声が小さくなります。でも、カラオケとは違い、大きく口を開けて顔の筋肉も使いながら背筋を伸ばして謡うのは気持ちがよくて、けっこう体力も使いました。「謡は血行が良くなるので、寒い時に謡うと身体が暖かくなるんですよ。」と武田さんはおっしゃっていました。

初回だけで、だいぶ敷居が下がりました。プロの方々のどんな所がすごいのか、素人なりに具体的にわかるようになるのが、こういう体験型セミナーの良いところですね。次回は装束や面を見せていただけるそうなので、これもまた楽しみです。

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